【北海道・水力発電所カードを集めよう】再生可能エネルギーの普及と地域活性化のPR!道の駅や観光案内所などで配布しています

水力発電所カード

「(北海道)水力発電所カード」は2019年6月から「ほくでんエコエナジー」(本社・札幌市)が企画・発行している公共配布カード。ダムカードやマンホールカードなどと同じく無料で配布されています。

「ほくでんエコエナジー」は北海道電力が100%出資している子会社で、水力発電のほか、ソーラー発電や風力発電といった再生可能エネルギーに関する事業を行っています。

カードの配布について大々的なPRをしていないため、その存在に気づかない人も多いと思われます。今回、実際に配布場所を訪問してカードを入手し、いろいろ調べてみました。ぜひ参考にしてみてください。

北海道・水力発電所カードの基本情報

配布開始は2019年6月

北海道電力100%出資子会社のほくでんエコエナジー(札幌市、大井範明社長)は、同社が保有する水力発電所の写真や特徴を載せた「水力発電所カード」を作成した。6月から配布を始める。電力業界内ではダムカードの発行が広がっているが、水力発電所カードは珍しい。

――電気新聞デジタル版2019年6月13日の記事より抜粋・引用

2019年(令和元年)6月に配布が始まったのは「サンル発電所(下川町)」「洞爺発電所(壮瞥町)」の2種類。その後は、発電所が新設されたり、発電所設備(=水車や発電機)の更新が行われたタイミングを見計い、新たなカードを発行していく予定になっているそうです。

 

カード発行の狙い

同社は「水力を身近に感じてほしい。発電所立地地域の活性化にもつなげたい」と発行の狙いを説明する。

ここ数年、ダムカードが静かなブームを巻き起こしている。そうした中でほくでんエコエナジーは、九州電力大分支社が水力発電所カードを発行したことを知り、「良い取り組みだ」と考えて追随を決めた。

――電気新聞デジタル版2019年6月13日の記事より抜粋・引用

地球規模での気候変動が問題になっている今、再生可能エネルギーに注目が集まっています。国民の理解を深めるためにも、こうしたPR活動は良いことしかないと思います。

 

現時点で発行が確認されている(北海道)水力発電所カード

サンル発電所カード(下川町・しもかわちょう)…下川町まちおこしセンター「コモレビ」(役場から東へ250m・廃止されたJR下川駅跡の近く)内にある観光案内所で配布(9:00~21:00)。

名波アマ
このようなカードの配布場所としては珍しく、かなり遅い時間まで窓口が開いています

洞爺発電所カード(壮瞥町・そうべつちょう)…壮瞥町の「道の駅そうべつ情報館i(アイ)」(洞爺湖の南東、道道沿い)で配布(9:00~17:30)。

仁宇布川発電所カード(美深町・びふかちょう)…美深町の「道の駅びふか」(国道40号沿い)売店レジで配布(9:00~17:30)。

※2020年10月現在

 

サンル発電所カード探訪

カード配布場所は下川町まちおこしセンター「コモレビ」内の観光案内所

下川町まちおこしセンター

下川町の市街地を東西に走っている国道239号から少し南に入ったところ。旧・下川駅の跡地に新たに建てられた地域コミュニティセンターのような存在の「まちおこしセンター・コモレビ」にたどりつきました。夜は目立つ灯り(あかり)がなく、わかりにくい場所です。

訪問した日はカミナリをともなう強い雨が降っていたので、建物全体の外観は撮れませんでした。

下川町観光案内所

夜9時まで開いている観光案内所です。林業が盛んな土地柄だからでしょうか、木をふんだんに使った内装で、とてもモダンな雰囲気でした。天塩川流域11市町村で配布している「テッシ武四郎カード」も、ここでもらえます。

 

サンル発電所カード

サンル発電所カード

▲カードのおもて面

サンル発電所カード

▲カードのうら面

ちなみに、この発電所がある「サンルダム」は国土交通省直轄のダムとしては日本最北に位置しており、ダムカードを配布しています。配布はサンルダム管理棟で毎日9:00~17:00。

町内の公園には、町民が手作りで築き上げた全長2000mの「万里の長城」があるらしいので、天気の良い日に、ぜひまた訪れてみたいと思いました。

 

仁宇布川発電所カード探訪

カード配布場所は美深町の「道の駅びふか」売店レジ

道の駅びふか 道の駅びふか

美深町の中心部から北へ(稚内方面へ)およそ5km。国道40号沿い、広い駐車場完備の「道の駅びふか」に到着しました。

道の駅びふか

特産品や軽食を扱っているコーナー。

道の駅びふか

仁宇布川発電所カード配布をお知らせする貼り紙。運転開始から100周年を迎えたタイミングでカードが発行されたようですね。レジでお願いすると、カードがもらえます。お忙しいところ恐縮です。

 

仁宇布川発電所カード

仁宇布川発電所カード

▲カードのおもて面

仁宇布川発電所カード

▲カードのうら面

1920年といえば大正9年。歴史のある水力発電所なんですねえ。美深町から枝幸町に抜ける道道沿いに建っているので、道路から普通に見学することができると思います。

 

揚げ物を無視できなくて…冬

道の駅びふか

道の駅びふか売店コーナーのレジ脇にあった、おいしそうな揚げ物たち。

道の駅びふか

小腹がすいていたので、キタアカリ(黄色が濃く、甘みが強いジャガイモ)のコロッケと、フライドチキンをいただきました。超絶おいしかったっす!無視しなくてよかったっす!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

昭和44年(1969年)4月・北海道岩見沢市生まれ/男/既婚/現在・岐阜県岐阜市在住。大学卒業後は証券会社に就職するも2年ちょいで退職。その後、太陽熱温水器や住宅リフォームの訪問販売を経由して平成12年(2000年)からフリーライターに。当サイトではアルペン・箱乗り物件のほか、オールラウンドに記事を書いていきます。