2018年4月から始まるNHK連続テレビ小説(通称:朝ドラ)のタイトルは「半分、青い。」。昭和46年(1971年)生まれのヒロインが故郷・岐阜県と東京を舞台に、およそ半世紀にわたって成長していくストーリーです。
ヒロインは岐阜県東部にある架空の街「東美濃市梟町(ひがしみのし・ふくろうちょう)」の『ふくろう商店街』で生まれ育った設定になっていますが、ロケが行われたのはズバリ、岐阜県恵那市(えなし)の南部に位置する岩村町(いわむらちょう)。
ようやく日の目を見るときがやってきました!
岩村町には江戸時代から昭和にかけての古い町並みが今も残っていて、その中心エリアは重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。しかし全国的な知名度は今ひとつ。このドラマがきっかけとなり、多くの人が、その魅力に気づいてくれたらいいなと思います。
↓気になる五平餅情報
朝ドラ「半分、青い。」の基本情報
ヒロインは永野芽郁さん
『半分、青い。』公式サイトがオープン!
ヒロイン・鈴愛(すずめ)を演じる、永野芽郁さんのインタビューを公開しました!
鈴愛と永野さんの共通点って・・・?#半分青い #永野芽郁https://t.co/q8wwcoMZhP— 「半分、青い。」【永野芽郁がヒロイン!4月2日(月)スタート】 (@asadora_nhk) 2018年2月28日
――NHK公式Twitterアカウントより
・放送期間…2018年4月2日(月曜)~9月29日(土曜)の26週(全156話)
・NHK【総合】…(月~土)8:00~8:15/《再》(月~土)12:45~13:00
・NHK【BSプレミアム】…(月~土)7:30~7:45/《再》(月~土)23:30~23:45/《一週間分》(土)9:30~11:00
2013年放送「あまちゃん」のときは「早あま(7:30~)」「朝あま(8:00~)」「昼あま(12:45~)」「夜あま(23:30~)」「週あま(土曜9:30~)」「録あま(録画して観る)」などと呼んだものですが、今回は、どうなんでしょう。「早あお」「昼あお」?
・鈴愛の幼馴染「萩尾律(はぎおりつ)」役…佐藤健(さとうたける)さん
・主題歌…星野源(ほしのげん)さん『アイデア』
・あらすじ…1971年(昭和46年)生まれのヒロインが、時には失敗をしながらも、高度経済成長、バブル経済、リーマンショックなど激動の40年間を七転び八起きで明るく駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げる物語。
脚本の北川悦吏子さんは岐阜県出身
脚本・北川悦吏子さんのインタビューを公開しました!
『半分、青い。』はどうやって生まれたのか・・・
詳しくはコチラ↓https://t.co/HPnPMG3Vwf#半分青い #北川悦吏子— 「半分、青い。」【永野芽郁がヒロイン!4月2日(月)スタート】 (@asadora_nhk) 2018年3月30日
――NHK公式Twitterアカウントより
北川悦吏子さんといえば「あすなろ白書(フジ)」「ロングバケーション(フジ)」「ビューティフルライフ(TBS)」「オレンジデイズ(TBS)」など数多くの大ヒットドラマを手がけてきた、日本を代表する脚本家のひとり。実は岐阜県美濃加茂市(みのかもし)の出身です。高校卒業までの18年間を岐阜県で過ごしたあと上京し、早稲田大学へ。
今作品の舞台が岐阜県恵那市岩村町に決まったのは、北川さんの母親が恵那市のご出身という縁があってのことだそうです。
勝手にお家の前でお写真撮ってごめんなさい🙏。あんまり素敵だったんで。岩村には去年の今頃、初めて行きました。そして、ここがいいのでは、とNHKに提案しました。それからロケ隊がたくさんの場所を回って見て、結局、岩村に。亡き母は恵那の出身で。あのあたりは、私にとって聖地なのです❄。 https://t.co/YYzyxrK4GA
— 北川悦吏子 (@halu1224) 2017年11月19日
――北川悦吏子さんのTwitterアカウントより
NHKの朝ドラといえば「実在の人物がモデル」「戦争がらみ」が定番ですが、今作品は違います。北川さんのオリジナルストーリーで、時代は昭和の後半から平成にかけての戦争と関係ない期間です。ちなみに最近の朝ドラ作品でオリジナルストーリーのものといえば「あまちゃん(脚本:宮藤官九郎さん)」「ひよっこ(脚本:岡田惠和さん)」など。
「半分、青い。」のロケ地
ドラマの舞台となる岐阜県での取材会風景です。元気いっぱいな高校3年生を演じる永野芽郁さん、集まった取材陣にごあいさつ♪
昨年秋の取材会の動画はコチラ↓https://t.co/thEaZayiJZ#半分青い #永野芽郁 pic.twitter.com/BgM0LSEQrl— 「半分、青い。」【永野芽郁がヒロイン!4月2日(月)スタート】 (@asadora_nhk) 2018年1月30日
――NHK公式Twitterアカウントより
「半分、青い。」の撮影は2017年・秋にクランクイン。NHKのスタジオのほか、ロケが岐阜県と東京で行われています。岐阜県編のメインのロケ地は恵那市岩村町ですが、番組クレジットの【撮影協力】のところを見ると、ほかに各務原市、可児市、郡上市、関市、多治見市、土岐市、中津川市、瑞浪市、美濃加茂市(以上岐阜県)、犬山市、江南市、博物館明治村(以上愛知県)などの都市名や施設名が記載されています。
具体的なロケ場所やシーンが分かり次第、記事で紹介していきたいと思っています。
たとえば第1週「生まれたい!」の第5話(2018年4月6日・金曜放送分)で子供時代の鈴愛と律が糸電話をするシーン。ブッチャーくんが合流する場面のロケ地は木曽川の河川敷ですが、赤い橋が出てくるところ以降は岐阜県関市(せきし)を流れる長良川の「鮎之瀬橋」にワープします。
鮎之瀬橋周辺は「小瀬(おぜ)の鵜飼い」で有名な場所。この写真は鵜飼いシーズン中に撮ったものなので鵜飼い船が並んでいます。
鈴愛が糸を下ろした場所。
奥に見えてるのは1994年(平成6年)完成(=鈴愛が生まれてから23年後)の「鮎ノ瀬大橋」。糸電話のシーンで思いっきり映り込んでいましたが、ツッコんではいけません。
恵那市岩村町の概要
3万石の城下町
「岩村町」の中心にある岩村城は1185年(鎌倉幕府が成立した年)に源頼朝の家臣によって築城され、明治維新までの約700年にわたり存続しました。戦国時代には織田信長vs武田信玄の争いに巻き込まれ、女城主「おつやの方(信長の叔母)」が処刑されてしまう悲運も経験。
その後、江戸時代には2~3万石の「岩村藩」になり、明治の廃城令によって城の建造物は取り壊されましたが、立派な石垣は今も健在です。ちなみに岐阜県内で日本百名城に選ばれているのは「岐阜城」と「岩村城」の2つのみ。
「平成の大合併」により恵那市に編入されて影が薄くなりつつある「岩村町」ですが、その歴史と伝統を考えれば、もっともっと注目されていい存在だと思います。
重要伝統的建造物群保存地区
岩村城のふもとから明知鉄道「岩村駅」の方向にむかって延びるメインストリート「岩村町本通り」。江戸時代から明治、大正、昭和にかけての古い建物が数多く残っていて、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。2018年4月現在、岐阜県内で指定されているのは「高山市(古い町並み×2ヵ所)」「美濃市(うだつの上がる町並み)」「郡上市(郡上八幡の城下町)」「白川村(世界遺産・白川郷)」と「岩村町本通り」の6ヶ所。
総延長1.3kmの岩村町本通りは切妻屋根(きりづまやね=三角屋根)と平入り(ひらいり=雨どいのある面に出入口がある構造)の建物が特徴です。景観に配慮して電線や電柱が地中に埋められており、過去にタイムスリップしたような感覚で散策することができます。
「東美濃ナンバー」でモメてます
2006年以降、「世田谷ナンバー」や「富士山ナンバー」などの、いわゆる「ご当地ナンバー」が全国各地に登場しているのは皆さんご存知でしょう。その流れを受け、岐阜県南東部に位置する7市町(恵那市、中津川市、多治見市など)が2020年からの導入を目指しているのが「東美濃ナンバー」です。
しかし2018年1月に行われた住民アンケートの結果、反対派が賛成派を上回ってしまいました。これにより一部の自治体が「東美濃ナンバー実現協議会」から離脱する動きを見せ、国土交通省への申請がいったん見送られることに。
つまりモメているのです。
・そもそも「東美濃」などという言い方は存在しない、馴染めない
・「東濃(とうのう)ナンバー」ならまだ理解できる
・今のまま(岐阜ナンバー)でいい
・岐阜ナンバーですらダサいし恥ずかしいのに
・画数が多すぎる
なんとなく反対ではなく、絶対にイヤ!と強硬に反対している人が多いのも特徴です。
アンケートが行われたのは朝ドラ「半分、青い。」の放送前ですから、放送開始後に住民の意識が変わるのか変わらないのか、とても興味があります。ドラマの中に登場する「東美濃市」が思いのほか好評だった場合は賛成派が増えるかもしれません。
『ふくろう商店街』を歩く!
明知鉄道「岩村駅」からスタート
↑この記事で紹介している区間(A→B)と、無料駐車場の位置(5ヶ所)を示した地図です。
明知鉄道「岩村駅」
1934年(昭和9年)に国鉄「明知線」の終着駅として開業した「岩村駅」。その後、明知線が「明智駅」まで延伸されたため、岩村駅は中間駅になっています。※「明知」と「明智」は書き間違いではありません。
駅前に、カラダの半分が青い「巨大てるてる坊主」がありました。ペンが置いてあって、てるてる坊主にメッセージを書き込めるようになっています。絶好の記念撮影ポイントですね。
腕木式信号機
岩村駅の構内で2004年(平成16年)まで実際に使われていたものです。
ガッ…シャン。現在は役目を終えている腕木式信号機ですが、なんと、驚きの動態保存! 駅員さんの許可が得られれば動かすことが可能な状態になっています。
開業した昭和9年頃と、ほとんど景色が変わってないらしいです。
岩村町本通り(古い町並み)の入口
岩村駅から200m、本通りの西側入口に到着。道しるべに「古い町並み」と書いてある方向が本通りです。
写真の奥、東の方向にむかって伸びる本通り。路面の色が変わり、淡い茶色っぽい舗装になっています。一般車両の通行も可能ですが、ここから1kmぐらいの区間は東行きの一方通行なので注意。
赤い丸ポストと井戸。いきなり昭和の雰囲気です。さあ、ここから坂道をゆるやかに上がっていきますよ。
山丸屋商店
お米にやさしい「循環式精米機」による店頭精米がウリの山丸屋(やままるや)商店さん。地元、岩村町の富田地区(農村景観日本一で有名なエリア)で栽培される銘柄米「とみだコシヒカリ」が看板商品。お米のほか、家庭用プロパンガス、灯油などの配達販売をしているお店です。
営業時間…8:00~19:00
定休日…日曜
あまから岩村店
焼きたての五平餅を販売しているあまから岩村店さん。あまからの本店はJR恵那駅前で50年以上続く老舗です。ここ岩村では「加登宇酒店」の店頭で営業。クルミとゴマみその香ばしいタレで焼き上げた団子型の五平餅が評判です。
ほわわ~ん。香ばしいかおりが風下に流れてきます。ちなみに五平餅には「団子型」「小判型(ぞうり型)」「丸型」「きりたんぽ型」などいくつかのバリエーションがありますが、このお店は一貫して団子型にこだわっています。
営業時間…9:30~18:30
定休日…月曜(祝日の場合は営業)
やまとや
いきなり声がかかりました。焼き栗のお店、やまとやさんを経営しているおじいちゃんです。
もう店じまいの時間だから、この栗、買ってくれ!
とのこと。
ものすごいド直球で来ましたね。
焼山栗
一袋600エン売を
3袋で1080円
一袋は400円です
(原文ママ)
…え~~と、本来なら1袋600円で売りたいところ、3袋1080円、1袋400円で売りますよ、ってことですね。英語で書かれたほうの紙だけを見ればスッキリ理解できます。
私「この鉄鍋は何年ぐらい使ってるんですか?」
90歳前後のおばあちゃん「10年ぐらい」
90歳前後のおじいちゃん「50年ぐらい」
どっちが正解かは分かりませんでした。
90歳ぐらいのご夫婦から何度も熱心にお願いされたら断れません。3袋は食べきれないと思ったので2袋を購入し、自宅に持ち帰って美味しくいただきました。
ごちそうさまです。
※ブログで紹介することについては、おじいちゃんから許可をもらっています(おじいちゃんが覚えてるかどうか不安だけど)
「当分の間、営業は土日祝のみが基本で、お祭り期間中など、お客さんの多い時期は平日でも営業する場合がある」とのことです。
スナック「来夢来人」
写真右側の古民家は、まさかのスナック! 恵那市の観光協会が発行しているパンフレットには「美人ママの店、カラオケもOK!」と書いてあります。お店の名前は来夢来人(らいむらいと)。昭和の時代、全国各地に数えきれないほど同じ名前のお店が…(しみじみ)。
営業時間…18:00~24:00
定休日…月曜と第3火曜
柴田家住宅
明治時代を代表する町屋建築の柴田家住宅。現在は「いわむら美術の館」として無料公開されています。
例年3月1日から4月3日まで開催される「いわむら城下町のひなまつり」。本通りを中心に、100軒を超える住宅や店舗に「おひなさま」が展示されます。中でも、ここ柴田家はメイン会場の一つ。
開館時間…9:30~16:30(冬季は10:00~16:00)
休館日…金曜と年末年始
クリーニング店
なんとも味わい深い外観のクリーニング店。歴史的な建造物というわけではありませんが、昭和の香りを強く感じます。
巌邑天満宮
学問の神様・菅原道真公を祀っている巌邑天満宮(いわむらてんまんぐう)。道真公の命日(2月25日)に合わせ全国の天満宮で「梅花祭(ばいかさい)」が行われますが、ここでも受験を控えた親子連れが参拝に訪れる姿が見られるとのことです。
これでも「本通り」の5分の1ぐらいしか進んでいません。古い町並みの東側の終点までは、まだ距離があります。
看板もいいけど、壁のタイルが昭和の味わい。
何気ない玄関先の風景。
そして、ここから先は、いよいよ『ふくろう商店街』に突入していきます。「升形(ますがた)」と呼ばれる場所までの、およそ250mの区間です。
主人公・鈴愛の実家の「つくし食堂」や、律の実家の「萩尾写真館」は、この「センター通り」に存在しません。ちょっと奥まったところにある設定です。東京のスタジオでセットを組んで撮影する建物が「表通り」にあると、なにかと都合が…。大人の事情には目をつぶりましょう。
大和屋旅館
今でも営業しているのかどうか不明な大和屋旅館さん。レトロってほどでもありませんが、ボクは嫌いじゃないです。『ふくろう商店街』においては「みみずく旅館」と名前を変えています。
旅館の前に置かれている道しるべには「左なこや道」と彫られています。左の道は名古屋方面、という意味ですね。ここ岩村町周辺は尾張・美濃と木曽・信州を結ぶ街道(中山道や中馬街道)の脇道が枝分かれしていた地域なので、こうした道しるべが置かれているんだと思います。
『ふくろう商店街』のシーンで普通に映り込んでいます。
やすだや洋品店
古い町並みの中にあっては、最先端の超近代的な店構え。婦人服がメインのやすだや洋品店さんです。かつては日本中にあったものですけどね、商店街の「ブティック」。
第1週「生まれたい!」の第4話(2018年4月5日・木曜放送分)、子供時代の鈴愛がキャベツを抱えて商店街を走るシーンに「BOUTIQUEおしゃれ木田原」として登場しているのがこのお店。鈴愛に声をかけるご主人は「ゴロちゃん」、奥さんは「サチコ」。第5話(2018年4月6日・金曜放送分)で鈴愛と一緒に川に行く友達「ナオちゃん」の家。
店頭に「半分、青い。」のハタが立っていました。
「かめや」旧店舗
カステラがメインの和洋菓子店かめやさん……の旧店舗。現在は本通り沿いの、もう少し上の場所に移転して営業中です。新店舗はカフェスペースを併設し、若い女性に人気のお店になっています(また改めて、違う記事にて紹介します)。
看板に「岩邑(いわむら)カステーラ」の文字。
「ふとん屋さん」
『ふくろう商店街』のロケ時には外観を整え、「商店街の寝具店」として実際に登場します。
この「布団店」の文字。ロケ時には隠されています。
松浦軒本舗
銅板造りの小釜で一本一本念入りに焼き上げた「カステーラ」が人気の松浦軒本舗さん。創業明治15年の老舗です。
『ふくろう商店街』においては、そのまんま「カステラ屋さん」になっています。
営業時間…8:30~18:00
定休日…火曜
神谷習字塾と、西尾金物店の旧店舗(?)
右側(奥)の建物が神谷習字塾さん。いわゆる書道教室ですね。『ふくろう商店街』においては「電気店」に変身しています。左側(手前)の建物は、西尾金物店さんの旧店舗(?)らしいのですが、ロケでは、そのまんま「金物屋さん」として登場します。
西尾金物店
マキタ電動工具のオレンジ色の看板が目印の西尾金物店さん。今で言うところの「ホームセンター」ですよ。若い人は金物屋(かなものや)って聞いてもピンとこなかったりして?
この建物が『ふくろう商店街』においては「本屋さん」に変身しています。
土屋自転車店
『ふくろう商店街』においては、ほぼそのまんま「キングストン自転車」という架空メーカー製の自転車を扱う「棚橋自転車商会」として登場する土屋自転車店さん。現在は文字が消されていますが、通りに面した大きな看板が特徴的です。「棚橋(たなはし)」は岐阜県に多い苗字で、人気プロレスラー「棚橋弘至」さんも岐阜県出身です。
「写真屋さん」
かつて写真屋さんだった建物。ほとんど消えていますが、「フジカラー」「30分仕上げ」等の文字がかすかに読み取れます。『ふくろう商店街』においては「カメラのヨコザワ」という店名に変身し、やはり写真屋さんとして登場します。
あしざわや
かわいらしい小物や手芸品、人形などを販売しているあしざわやさん。岩村を訪れた記念のお土産品を購入するのに最適なお店だと思います。『ふくろう商店街』のロケ時には、そのまんま「あしざわや」として登場します。
営業時間…9:00~18:00
定休日…水曜
かんから屋
甘味処のかんから屋さん。地元産のもち米100%で作った、ふんわりとしたお餅が看板商品です。お持ち帰りもできます。あと、油揚げが入っている、いわゆる「しのだうどん」も提供しています。
訪問したのが水曜だったので、残念ながらお休みでした。
営業時間…9:00~16:00
定休日…水曜
萬さ化粧品店
もともとは新聞と化粧品を扱うお店だったっぽいものの、詳細は不明です。書き換えられる前は「朝日新聞」「毎日新聞」「岐阜新聞」「コーセー化粧品」等の文字があったようなのですが、『ふくろう商店街』においては「毎朝新聞」「中部スポーツ」「美濃新聞」「コイセン化粧品」等の文字に変えられています。
色あせてしまっていますが、ロケ終了後も、書き換えられた文字がそのまま残っています。
※意図せず色あせたのではなく、ドラマ撮影の時代の進み具合に合わせ、わざわざ美術スタッフが看板を色あせたように修正していることが判明。さすがNHK、作り込みに手抜きがありませんね。
みはら
五平餅のお店、みはらさん。『ふくろう商店街』においては「まんぷく食堂」という名前に変身して登場します。
「五平餅を焼くのが得意」という設定でキャスティングされている中村雅俊さん(ヒロインの祖父役)が、ドラマの撮影前に五平餅の焼き方を指導してもらったのが、こちらのみはらさんだという情報もあります。
ごめんくださ~~い
カウンター4席と、2人がけのテーブル席×2。小さなお店です。
わらじ型の五平餅(ごまだれ・ねぎ味噌)
一本200円
ごまだれの五平餅を一つお願いします!
五平餅のほか、焼きそばやお好み焼もあります。
なんなら、定食もありまっせ。
五平餅は「お米」なので、まあ普通にアリですよね。
そうこうしている間に、香ばしいかおりが漂ってきました
見事な「わらじ型(小判型)」の五平餅。岐阜県が舞台になっているアニメ映画「君の名は。」にも登場したのは記憶に新しいところです。
焼き上がるのを待つ間に出てきた「お茶」と「野菜の和え物」。200円しか払ってないのに、なんか申し訳ない。おトク感がハンパないっす。
外の方向を見やれば、ときおり通り過ぎる人やバイク。香ばしいかおりに包まれながら、静かに時が流れます。
焼き上がりの直前、20秒ほどの動画です。
(当サイト執筆メンバーのYoutubeアカウント経由で公開しています)
ごまだれのかかった五平餅。
これが美味しくないわけないでしょう。
ごちそうさまでした!
営業時間…10:00~18:00
定休日…火曜
これにて岩村町本通りの、ほぼ半分。残りの半分は新たに記事を作って紹介します。今回は、ここまでです。
↓ここから先、後半の記事はこちら
アクセス・駐車場
明知鉄道で岩村町まで
・明知鉄道「恵那駅」(JR恵那駅に併設)から《明智行き》普通列車に乗り「岩村駅」まで約30分。大人片道480円。
2018年4月20日現在の時刻表
《往路》
恵那駅発時刻・土休日【6:47】【7:58】【9:11】【10:15】【11:19】【12:25】【13:45】【15:07】【16:15】【17:23】【18:30】【19:47】【20:58】
《復路》
岩村駅発時刻・土休日【5:50】【7:17】【8:28】【9:41】【10:45】【11:49】【12:57】【14:15】【15:37】【16:45】【17:53】【19:00】【20:16】
明知鉄道の1日フリー切符は1380円(恵那駅と明智駅でのみ発売、岩村駅では発売していません)
クルマ・バイクで岩村町まで
・「名古屋インター」から中央自動車道経由で「恵那インター」まで約1時間
・「東京・八王子インター」から中央自動車道経由で「恵那インター」まで約4時間
・恵那インターから国道257号線経由で岩村町まで、さらに30分
無料駐車場あり〼
岩村町の古い町並みの南側を走る国道(257号と363号の重複区間)沿いに無料駐車場が3ヶ所あります。
第1駐車場(岩村振興事務所)
岩村振興事務所前に普通車50台の無料駐車場。大型バスも駐車可能です。
第2駐車場(合原駐車場)
第1駐車場の少し東にある第2駐車場(合原駐車場)は普通車30台のほか大型バスも駐車可能。
第3駐車場(岩村コミュニティセンター)
岩村コミュニティセンター前には普通車80台が置ける「第3駐車場」があります。本通りの西側入口に近い場所なので、ここにクルマを置くのがオススメ。
時間に充分な余裕がなく、岩村城のふもとに近いエリアだけを見学したい場合は「第1駐車場」か「第2駐車場」のほうにクルマを置くと良いでしょう。
岩村城だけを見学したい場合は上記の3ヶ所ではなく、岩村城のふもとにある岩村歴史資料館の駐車場(普通車50台、大型バス駐車可)か、岩村城址すぐ脇の出丸広場駐車場(普通車10台、マイクロバス駐車可)にクルマを置くと良いでしょう。
↑この記事で紹介した区間(A→B)と、無料駐車場の位置(5ヶ所)を示した地図です。