【滋賀県長浜市・姉川の河口】NHK朝ドラ「スカーレット」第1話のロケ地です【聖地巡礼】

スカーレットロケ地

2019年度後期(9月ー3月放送)のNHK連続テレビ小説「スカーレット」は滋賀県が主な舞台。決して裕福とは言えない家庭に育ったヒロインが信楽焼の職人になり、成長していくストーリーです。

滋賀県長浜市(ながはまし)で行われたロケ現場を実際に訪問し、取材してきた内容を当ブログに書きました。ぜひ、観光・聖地巡礼で訪れる際の参考にしてください。

名波アマ
とても景色の良い場所でした
当ブログ内においてはテレビ画面をデジカメで撮影した画像を使用していますが、文化庁が示している「引用ガイドライン」を参考にし、著作権法違反にならないよう留意しています。

川原家が到着した琵琶湖の湖岸

第1話の冒頭シーン

IMG6733

NHK連続テレビ小説「スカーレット」の一場面より引用(C)NHK

IMG6716

NHK連続テレビ小説「スカーレット」の一場面より引用(C)NHK

大阪で事業に失敗して多額の借金を作ってしまった父に連れられ、滋賀県に引っ越すことになった主人公の川原喜美子(かわはら・きみこ)。琵琶湖に到着し、そのあまりの大きさに思わず

「海や!」

と叫びます。第1話の冒頭に登場する、とても印象的なシーンです。

 

ロケ地は長浜市・姉川の河口(湖岸緑地・姉川河口公園)と判明

長浜市観光案内所

この琵琶湖の岸辺はドコだろう。ドラマのクレジット表示に「撮影協力:長浜市」と書いてあったので長浜市の観光案内所を訪れてみたところ、すぐに教えてくれました。長浜市の中心部から北西へ約5km、姉川(あねがわ)の河口付近です。

クルマで行く場合は長浜市中心部から湖岸沿いの県道を北上し、「湖岸緑地・姉川河口公園」を目指すと目的地周辺に到着します。ちなみに公共の交通機関を利用してココを訪れるのは難しいと思います。近くに鉄道の駅やバス停がありません。

 

ロケ現場には駐車場あり〼

スカーレットロケ地姉川河口

▲カーナビの画面表示は、こんな感じ。丸印の場所(姉川河口の左岸側)に無料駐車場があります。

姉川河口公園

アスファルト舗装されていない、ゆるい雰囲気の公園駐車場。10~20台ぐらいは余裕で置けると思います。よほどのことがない限り満車にならないでしょうね。

 

湖岸に続く道

姉川河口公園

駐車場のすぐ横を流れる小さな川にかかっている小さな橋を徒歩で渡り、そのまま道なりに、公園内をズンズン歩いていきます。琵琶湖の水面が全く見えないので少し不安になりますが、ひるまず進みます。

スカーレットロケ地姉川

岸辺へと続く小道は整備されたキレイな遊歩道ではありません。一部、ぬかるんでいる箇所もあるのでハイヒール等では歩きにくいかもしれません。

ロケ地姉川河口

駐車場から徒歩5分ぐらい。ようやく琵琶湖の水面が見えました。「魚とり禁止!」の黄色いハタが立っています。さて、ここが本当にロケ地なのでしょうか…。

 

姉川河口に到着

姉川河口

およそ180°のパノラマビュー。大きな琵琶湖の湖面が目の前に広がります。

多景島

彦根市の沖合い約6.5kmの湖面に浮かぶ「多景島(たけいしま)」が見えました。彦根港から出ている観光遊覧船に乗れば島に上陸することも可能です(船の運賃と島への上陸料合わせて大人1500円)。

フジテックエレベータ研究塔

滋賀県内の建造物で最も高い「フジテック本社・エレベータ研究塔」(米原市)も見えています。塔の高さ170mは、琵琶湖の南部にある有名な「大津プリンスホテル」の133mを上回っています。

IMG6736

NHK連続テレビ小説「スカーレット」の一場面より引用(C)NHK

「なんちゅうたかて日本一の湖やからな!」

心機一転、滋賀県で再出発を図ろうとする気持ちを琵琶湖にぶつける父・常治(じょうじ)や喜美子たち。よくよく見ると、水平線の左手に多景島が映り込んでいます。

姉川河口

さらに岸辺を歩いて姉川の河口付近へ。川原家が全員で歩いたと思われる砂州がありました。

姉川河口

胴長を着用し、ルアーを投げている釣り人(ブラックバス狙い)の姿が見えています。それなりの装備があれば歩いて渡れるぐらいの浅瀬になっていますが、くれぐれも無理・無茶はしないでください。沖合を勢いよく走る遊覧船が作り出した高い波が急に押し寄せることがあります。

これでロケ地「川原家が到着した琵琶湖の湖岸」の見学は終わりです。

 

合わせて立ち寄りたい

「産直びわ・みずべの里」

産直びわ

姉川河口のロケ地のすぐ近く、県道沿いにある「産直びわ・みずべの里」は農産物や水産物の直売所です。これはぜひとも立ち寄らなければ!

滋賀県の米

ここを訪問したのは秋だったので、たくさんの新米が並んでいました。もちろん全て滋賀県産のお米です。

産直びわ

▲琵琶湖産のワカサギ

天ぷらにして食べると美味しそうですね。

琵琶湖産モロコ

▲琵琶湖産のモロコとアユ

正直、モロコは食べたことがありません。なかなか口にできない淡水魚たちなので魅力的だったのですが、おいしく調理できる自信がなく、次回に持ち越し…。

滋賀県産コシヒカリ

滋賀県産のコシヒカリを購入しました。さっそく自宅に持ち帰って食べてみたのですが、これが思わぬヒット。買えるものなら来シーズンも買いたい!と本気で思える美味しさでした。

■産直びわ・みずべの里
・所在地…滋賀県長浜市南浜町297(湖岸の県道沿い)
・営業時間…夏季8:30~17:30/冬季9:00~17:00
・定休日…なし(ただし年末年始はお休み)
・駐車場…あり

長浜市木之本町「つるやパン」

木之本町

▲木之本町「北国街道の古い町並み」

スカーレットのロケ地「姉川河口」から北へクルマで25分。かつて北国街道(ほっこくかいどう)の宿場町として栄えた長浜市木之本町(きのもとちょう)に到着です。

北国街道

かつて木之本宿の本陣があった場所は現在、薬局になっています。看板には「明治26年に先々代の当主が日本薬剤師・第一号の免状を取得した」と書かれていました。

木之本宿本陣薬局

軒下にぶら下げられている木製の古い看板たち。「淺田飴」「ばい毒」などの文字が彫られています。

本陣薬局

ホーロー看板なら全国各地にたくさん生き残ってるけど、木製は貴重。

つるやパン

そんな古い町並みで、ひときわ賑わっている場所がコチラ。昭和26年創業の「つるやパン」です。この日も遠くから駆けつけたバイクが何台も停まっていました。

つるやのサラダパン

▲秘密のケンミンSHOWで紹介されたこともある、つるやの看板商品「サラダパン」。

つるやのサラダパン

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、コッペパンをパックリ開くと中から出てくるのはマヨネーズをまとったタクアン先生!大根のタクアンですよ。噛むとボリボリ音がします(当たり前)。

サラダパンは毎朝10時頃から店頭に並びます。一度おためしあれ。

■つるやパン
・所在地…滋賀県長浜市木之本町木之本1105(JR木ノ本駅から徒歩7分)
・営業時間…月〜土8:00〜19:00/日・祝9:00〜17:00
・定休日…無し(臨時休業日あり)
・駐車場…パン工場前に20台(店舗から徒歩5分ぐらい)/JR木ノ本駅の東口にも観光客向けの無料Pあり

▲「つるやパン」の位置を赤いピン、「JR木ノ本駅・東口駐車場(無料)」と「つるやパン工場・駐車場」の位置をPマークで示しています。

 

麺屋・號tetu(めんや・こてつ)

號tetu

▲2014年・春に訪問したときの一杯

「麺屋・號tetu」はJR長浜駅の近くで2010年頃から営業している人気ラーメン店。濃厚な鶏白湯ラーメンと、ダシの効いた魚介ラーメンが二枚看板です。

麺屋こてつ

ちなみに食べログの「ラーメン百名店WEST・2017」「ラーメン百名店WEST・2018」に選出されています。とくに週末は、それなりの行列を覚悟してください。

■麺屋・號tetu(めんや・こてつ)
・所在地…滋賀県長浜市南呉服町5-24(JR長浜駅東口から北東へ徒歩3分)
・営業時間…昼営業【火~日曜】11:30~15:00(ラストオーダー14:30)/夜営業【木金土のみ】17:30~21:00(ラストオーダー20:30)
・定休日…毎週月曜
・店内…16席
・駐車場…ナシ。近隣の有料コインパーキングを利用(会計時に100円のキャッシュバックあるかもないかも→現地でお確かめください)
・備考…火曜と水曜と日曜は昼営業のみなので注意

 

滋賀県長浜市へのアクセス

クルマで

大阪から高速道路で1時間45分
【約145km】大阪→(名神高速)→米原ジャンクション→(北陸自動車道)→長浜インター

名古屋から高速道路で1時間
【約80km】名古屋→(国道22号)→一宮インター→(名神高速)→米原ジャンクション→(北陸自動車道)→長浜インター

 

鉄道で

大阪から新快速で1時間45分
【片道1980円】JR大阪梅田駅→(新快速・米原経由敦賀行き)→JR長浜駅

名古屋から快速と新快速で1時間45分
【片道1520円】JR名古屋駅→(快速・米原行き)→JR米原駅→(新快速・敦賀行き)→JR長浜駅

 

長浜市のネットカフェ

・快活クラブ「長浜店」…24時間営業、駐車場完備、シャワー設備あり(30分330円)

名波アマ
というわけで、穴場の立ち寄りスポットが豊富な長浜市にゼヒお越しください~

 

ABOUTこの記事をかいた人

昭和44年(1969年)4月・北海道岩見沢市生まれ/男/既婚/現在・岐阜県岐阜市在住。大学卒業後は証券会社に就職するも2年ちょいで退職。その後、太陽熱温水器や住宅リフォームの訪問販売を経由して平成12年(2000年)からフリーライターに。当サイトではアルペン・箱乗り物件のほか、オールラウンドに記事を書いていきます。