2018年度前期(4月~)のNHK朝ドラ「半分、青い。」が超おもしろい!そして泣ける!

ヒロイン鈴愛(すずめ)が生まれ育った設定になっているのは「東美濃市梟町(ひがしみのし・ふくろうちょう)」という架空の町。主なロケは岐阜県恵那市の南部にある岩村町(いわむらちょう)で行われました。とくに「ふくろう商店街」のロケは実在する商店街を利用して行われたため、放送開始以降、多くの観光客で賑わっています。
今回の記事では、恵那市岩村町で撮影が行われた各シーンの場所について、なるべく詳しく、ていねいに紹介していきます。ぜひ「ふくろう商店街」を訪れる際の参考にしてみてください。
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ふくろう商店街

2018年9月16日放送「半分、青い。スペシャルトークショー」の一場面より引用(C)NHK
↑これは恵那市岩村町の商店街(岩村本通り)で行われた「岐阜県・第一次ロケ」の様子。「ふくろう商店街」と書かれたアーチ看板などのセットが組まれ、佐藤健さんや永野芽郁さんが演出担当の人から演技指導を受けている場面です。
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物語の舞台・ふくろう商店街を元気よく駆け抜ける、ヒロイン・鈴愛(すずめ・永野芽郁)を360°でお楽しみください♪https://t.co/lkq0vMWhxa#半分青い #永野芽郁— 【公式】連続テレビ小説「半分、青い。」 (@asadora_nhk) 2018年3月20日
――NHKの「半分、青い。」公式ツイッターアカウントより

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の一場面より引用(C)NHK

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の一場面より引用(C)NHK
子ども時代の「岐阜・故郷編」から、扇風機の発明をする「再起奮闘編」まで、幾度となく、この「ふくろう商店街」のシーンが登場します。
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岩村本通り(古い町並み)
この地図は東西およそ1㎞にわたる岩村本通りのうち、「ふくろう商店街」としてセットが組まれ、ロケが行われた区間(A地点の「やすだや洋品店」付近からB地点の「下町升形」付近まで)を示しています。
この場所をクルマで訪問したいときは、少し離れたところに5ヶ所ほどある公共の駐車場を利用すると便利(すべて無料)。のちほど紹介します。

この区間の前後にも古い町並みは続いていて、ロケは行われなかったものの、いかにも「ふくろう商店街」らしい景観が見られます。

古い町並みの西側入口(岩村駅に近いほう)に立っている道しるべ。

東から西へ、ゆるやかな上り坂。岩村城の方向にむかって、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている古い町並みが伸びています。一般の車両も通行可能ですが、東行きの一方通行なので注意。

江戸時代から明治、大正、昭和の時代にかけて建てられた古い建物が多く残り、今も現役の商店街として営業しているのが特徴。景観に配慮して、電柱が地中に埋められています。

ヒロイン鈴愛の実家「つくし食堂」で提供されている五平餅のモデルになっているお店「みはら」さん。放送開始以降、週末になると行列ができています。
「ふくろう商店街」について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
恵那市の五平餅専門店についてはこちらの記事をどうぞ。
おしゃれ木田原
ヒロイン鈴愛の同級生、菜生(なお)ちゃんの実家「ブティック・おしゃれ木田原」。

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の一場面より引用(C)NHK

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の一場面より引用(C)NHK
時代考証に合わせた洋服が並んでいますが、今でも古い商店街のブティックの前を通りがかると、こんな雰囲気のラインナップだったりしますよね(苦笑)。
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やすだや洋品店
この地図は岩村本通りにある「やすだや洋品店」の場所を示しています(赤いピン)。「ふくろう商店街」としてセットが組まれた区間の西端に位置しています。

「おしゃれ木田原」のモデルとなり、実際に撮影が行われたのがこちらの「やすだや洋品店」。今も現役で営業中!
放送開始以降、お店の経営者さんが店頭に立ち、ここが「おしゃれ木田原」の撮影が行われた建物であることを観光客に対して気さくに説明してくれています。
夫婦で歩いた病院からの帰り道

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」第1話の一場面より引用(C)NHK
ドラマが始まった直後の、まさに第一話目。病院からの帰り道、ヒロイン鈴愛の両親である宇太郎(うたろう)さんと晴(はる)さんが小さな川沿いの道を歩くシーン。

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」第1話の一場面より引用(C)NHK
健康面の不安もあり、子どもを産むべきか産まざるべきか。話し合いながら歩きます。

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」第1話の一場面より引用(C)NHK
「わたし…産む!」
「産みたい!」
ついに産む決断をした印象的なシーンです。
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岩村本通り北側の小道
この地図は岩村本通りの北側、鈴愛の両親が病院からの帰り道に歩いた小道の場所を示しています(赤いピン)。

やすだや洋品店(おしゃれ木田原)の前のY字路を、すぐ近くを流れる川の方向にむかって少し下っていきます。
ほんの1分も歩けば、ロケ現場に到着。

宇太郎さんと晴さんが歩いた風景、そのものです。

正面に見える、こげ茶色の木造の建物。ここを背にして、宇太郎さんが晴さんの決断を受け止めます。
糸電話の実験をする「木曽川」に向かう道

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の一場面より引用(C)NHK
「まずは木曽川」
「最終的には三途の川…」
糸電話を使って天国のおばあちゃんと会話をするための実験をやろうと「木曽川」に向かうシーンです。実際には、この場所は木曽川の近くじゃないですけどね。

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の一場面より引用(C)NHK
実は、宇太郎さんと晴さんが歩いた道と、まったく同じ場所です。
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岩村本通り北側の小道

白い欄干が少し錆びています。完全に一致していますね。
仙吉おじいちゃんが転んだ道
自転車に乗っていた仙吉おじいちゃんが、カエルをよけようとして豪快に転倒したシーン。

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の一場面より引用(C)NHK

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の一場面より引用(C)NHK
幸い、軽傷で済みました。
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岩村駅から岩村本通りに通じる小道
この地図は自転車に乗っていた仙吉おじいちゃんが豪快に転んだ場所を示しています(赤いピン)。
岩村駅から、やすだや洋品店(おしゃれ木田原)への近道にあたる、細い道沿いです。

大きなクルマは通ることができません。地元の人の生活道路です。

豪快に転んだのは、この芝生のあたりでしょうか。とてものどかな雰囲気の小道です。晴れた日に、ゆっくり歩きたいですね。
飛び石の川

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」第7話の一場面より引用(C)NHK
学校からの帰り道。鈴愛と律が飛び石の川を渡るシーン。

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」第7話の一場面より引用(C)NHK

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」第7話の一場面より引用(C)NHK
突然のめまいに見舞われる鈴愛。このときは片方の耳が聞こえないことを、まだ自覚していませんでした。
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いわむら河川公園(一色川)
この地図は飛び石の川(いわむら河川公園)の場所を示しています(赤いピン)。岩村駅の少し南西です。
岩村町の第3駐車場(岩村コミュニティーセンター前P・無料)から余裕で歩いていける距離です。
岩村本通り(古い町並み)の西端の十字路から、さらに西に進み、踏切を渡って右側。一色川(いっしきがわ)の両岸に公園が整備されています。

飛び石の場所は、すぐに分かります。

「いわむら河川公園」と彫られています。河川が氾濫するほどの大きな災害が発生したことがきっかけとなり、整備されたようです。

飛び石の一部が破損していて、やや危険な状態になっていました(訪問したのは2018年4月)。小さなお子さんは無理に渡らないほうがいいと思います。
まくら木の小道

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」第7話の一場面より引用(C)NHK
「鈴愛(すずめ)」という名前のネーミングセンスについて会話していたシーン。
「飛び石の川」と同じ場所、公園内の小道です。
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いわむら河川公園(一色川)

小道の脇に、古くなった鉄道のまくら木がオブジェのように置かれています。律くんが、この上に乗って歩いていました。

律くんの真似をしてケガをしても責任は負えません。注意喚起の看板です。誰かケガをした人がいたのかもしれませんね。
フォトブックの表紙
「永野芽郁 in半分、青い。フォトブック」の表紙です。※画像をクリックするとネット通販・アマゾンのページに飛びます。
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明知鉄道・岩村駅ホーム

明知鉄道・岩村駅の下り線ホーム。向こう側の上り線ホームへは歩いて線路をまたぐ格好になるのですが、ホームが凹んでいる部分に注目してください。

永野芽郁さんがフォトブックの表紙でカラダを沈めている場所、それがこの凹み部分なんです。コンクリートとアスファルトの切れ目から生えている草などが一致しています。
永野さんのファンなら、同じ場所、同じポースで写真を撮ってみたくなりますよね。ただし列車の運行の妨げにならないよう注意してください。
駐車場・アクセス情報
明知鉄道で岩村町まで
・明知鉄道「恵那駅」(JR恵那駅に併設)から《明智行き》普通列車に乗り「岩村駅」まで約30分。大人片道480円。
2018年9月15日現在の時刻表
《往路》
恵那駅発時刻・土休日【6:47】【7:58】【9:11】【10:15】【11:19】【12:25】【13:45】【15:07】【16:15】【17:23】【18:30】【19:47】【20:58】
《復路》
岩村駅発時刻・土休日【5:50】【7:17】【8:28】【9:41】【10:45】【11:49】【12:57】【14:15】【15:37】【16:45】【17:53】【19:00】【20:16】
明知鉄道の1日フリー切符は1380円(恵那駅と明智駅のみで発売 ※岩村駅では発売していません)
クルマ・バイクで岩村町まで
・「名古屋インター」から中央自動車道経由で「恵那インター」まで約1時間
・「東京・八王子インター」から中央自動車道経由で「恵那インター」まで約4時間
・恵那インターから国道257号線経由で岩村町まで、さらに30分
無料駐車場あり〼
岩村町の古い町並みの南側を走る国道(257号と363号の重複区間)沿いに無料駐車場が3ヶ所あります。

第1駐車場(岩村振興事務所)

岩村振興事務所前に普通車50台の無料駐車場。大型バスも駐車可能です。
第2駐車場(合原駐車場)


第1駐車場の少し東にある第2駐車場(合原駐車場)は普通車30台のほか大型バスも駐車可能。
第3駐車場(岩村コミュニティセンター)



岩村コミュニティセンター前には普通車80台が置ける「第3駐車場」があります。岩村本通りの西側入口に近い場所なので、古い町並みを端から端までたっぷり見学したい場合は、ここにクルマを置くのがオススメ。
時間に充分な余裕がなく、岩村城のふもとに近いエリアだけを見学したい場合は「第1駐車場」か「第2駐車場」のほうにクルマを置くと良いでしょう。
岩村城だけを見学したい場合は上記の3ヶ所ではなく、岩村城のふもとにある岩村歴史資料館の駐車場(普通車50台、大型バス駐車可)か、岩村城址すぐ脇の出丸広場駐車場(山の上のほう、普通車10台、マイクロバス駐車可)にクルマを置くと良いでしょう。
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